上頚神経節ブロック(保険診療・自費診療)
上頚神経節ブロックとは
『上頚神経節』とは、星状神経節ブロックのさらに上位のブロックであり、この神経節へのブロックは、延髄・脳幹・脳の血流を増加させ、様々な難治性の疾患を根本的に治療することに極めて有効です。
適応
ステロイド治療で改善しないストレスなどによる突発性難聴、耳鳴り、体中の痛みがあり、とりあえず線維筋痛症と診断され改善の見込みが乏しい人、従来の保険治療で改善効果がないめまい症・メニエール病、自律神経障害など。花粉症やアトピーなどにも適応があるとする報告も数多くあります。
■耳鼻科領域の治療(めまい・突発性難聴・メニエール・耳鳴りなど)
上頚神経節ブロック治療により、脳幹・延髄への血管を拡張させ、この部分への血流を強制的に増加させます。そうすることにより、内耳神経の血流が増え、症状が軽快します。めまいなどは一度の治療で完治することも多いです。

治療費
●予約料金・・・2,160円
●初診時・・・4,320円
(治療説明をおこない同意をいただいた上で治療を行うかどうかを判断します。説明時に適応がないと判断した場合には治療を行いません。しかし治療を行わない場合でも初診時には、6,480円かかります。)
●治療費・・・4,320円
●初診時 治療費込み・・・10,800円
●再診時・・・6,480円
保険診療の際(たとえば外傷や通常の治療)についでに質問される場合も自費治療説明開始として同意をいただき予約料金+初診説明代金として 6,480円がかかりますのでご注意ください。
治療の考え方など
第4頚椎神経根(C4)は節後線維交通枝を介して交感神経幹の上頚神経節に連続し、その交感神経刺激により頭痛・眩暈・耳鳴り・眼精疲労などが惹起されると考えられています。
となるとこの部位をブロックすることにより上記症状が改善することが想定されます。
ブロックにより同部位の血流が改善することにより治療効果があります。痛みを含む多くの疾患は血流が減ることによる正常組織の虚血が関係することがほとんどです。
当院では星状神経節よりも上位に位置する上頚神経節を安全確実かく短時間でブロックする手技に長けております。
(他機関で星状神経節ブロックを行った際に、交感神経抑制症状の認められない施術例を患者さんから度々ききますが、当院では確実に施術しますのでご安心ください。)
注射後には麻酔薬(キシロカイン、カルボカインなど)を用いた場合には、全例で交感神経抑制症状であるホルネル徴候(治療側の眼瞼下垂、充血、鼻づまり、顔のほてり)がおきます。 さらに詳しい説明を初診時にさせていただきます。
電話での治療内容に関するお問い合わせにはお返事ができかねますのであらかじめご了承ください。
(症状を含めて説明をさせていただかないことには答えられないからです。)
麻酔薬に対する副作用が強い人やアレルギー体質の方には麻酔薬を用いず生理食塩水にカクテル治療薬(治療説明時のみ内容を説明させていただきます)を用いてHR(Hydrorelease,ハイドロリリース)することも可能です。この際にはホルネル徴候は麻酔薬を使う場合よりも軽度になります。リリースによる血流改善効果で症状の軽減を目指します。
間違ってはいけないのはホルネル徴候が起きることがイコール治療効果であるわけではありません。
■注意事項
治療後20分から30分程度ベッドにて安静をとっていただきます。(コストが予約料金に含まれております。)
クリニックへの行き帰りには公共交通機関を用いて帰宅してください。車など乗り物の運転は避けてください。車で来院する際などは運転手役の方とご来院ください。
初診時の無断キャンセル、やむ得ない事情以外で当日キャンセルをされた場合、以後当院での治療はご遠慮させていただきます。(予約料金+治療費を後日お支払いいただく際はこの限りではありません)
自費治療ですので応招義務はありません。
自律神経障害へのブロック治療
自己免疫疾患、アレルギー症状、痛みの原因がわからないから線維筋痛症と診断する(実際に線維筋痛症の診断基準はとてもあいまいです。)なども、同様のことがほぼ起きていると考えていいかもしれません。
交通事故後の直らない説明ができない症状なども、そう考えることが解決の手がかりになるかもしれません。
(他院で治療を行った交通事故などの後遺症診断の発行は行いませんのでご注意ください。)
ITでいえばルーターを何個も用いてネットワークを組んでいるうちに設定をどこかでミスしていると初めのうちはなんとかなります、またたった一つのルーターやLANコードに熱や衝撃で異常が生じるとそのうちトラフィック(通信データ=情報)が増大しすぎてダウンしてしまうことがあります。その他にもキーボードやマウスの反応がわるいからといってカチカチとキーやマウスのボタンを押し続けるとどうなるでしょうか?困ったことが起きませんか?その際にすることはなんでしょう。とりあえずすべての電源を切る、もしくはパソコンを再起動するとなぜかうまくいくことがあると思います。
それとブロック治療は似ていると考えてください。いちど命令の回路をリセットするのです。その大元にあると考えられるのが上頚神経節です。 さらにその近傍にあるC1は神経文節図(デルマトーム)を参考にすると感覚伝達をしないとされますがこの部位がもしかして電源のスイッチのような重要な役割を担っているのかもしれません。(脳や心臓をリセットするのは映画フラットライナーズのような話になるのでここでは言及しません。)
ブロックとは
副作用について
針を刺す際の痛みも副作用といえるかもしれません。
それ以外にも可能性は低いですが一時的な反回神経麻痺、迷走神経反射(一時的な意識消失発作)などなど。
その他の症状についても初診時に文書を用いて説明させていただきます。
ブロック注射について
したがって、癖になることはありません。
どんな治療、薬でも副作用は少なからずあります、しかしその副作用よりも治療効果が上回ればよいのです。
効果持続時間は人により様々です。 数時間から一ヶ月以上効果が続くこともあります。
上記にあるように、その症状が徐々に軽減していけば寛解状態といっていいのではないでしょうか?
もちろん人間は生きている限り新たに症状が出ることはあります。麻酔薬が切れると効果が切れるのでは、と考えるかもしれませんが痛みのない状態が続けば、体は正常化へ向かうと考えてください。正常でない時間が長い状態が、アレルギーや自律神経障害などをさらに悪化させると考えてください。痛みを我慢しても何もいいことはありません。
参考)星状神経節ブロック療法の適応
(「ペインクリニック診断・治療ガイド」第2版より抜粋)
| 全身 | 風邪とその予防、自律神経失調症、本能性高・低血圧症、甲状腺機能低亢進・低下症、拒食症、過食症、起立性調節障害、乗り物酔い、立ちくらみ、パニック障害、不眠症、過眠症、脳卒中後痛、脳卒中後片麻痺、関節リウマチ、術後合併症、多発性硬化症、ベーチェット病、シェーグレン症候群、重症筋無力症、痛風、伝染性単核球症、慢性疲労症候群、反射性交感神経性萎縮症、カウザルギー、幻肢痛、断端痛、癌、糖尿病、冷え性、肥満症、低体温症、再生不良性貧血 |
|---|---|
| 皮膚科 | 全身多汗症、掌蹠多汗症、乏汗症、ざ瘡、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、全身性白癬症、足白癬、爪白癬、皮膚掻痒症、脂漏性皮膚炎、掌蹠膿胞症、帯状疱疹、単純疱疹、天疱疹、ケロイド、脱毛症、凍傷、爪甲剥離症、爪甲軟化症、爪甲縦裂症、爪囲炎、腋臭症、進行性指掌角化症、あかぎれ |
| 頭部 | 片頭痛、緊張型頭痛、頚性頭痛、群発頭痛、側頭動脈炎、脳血管攣縮、脳血栓、脳梗塞 |
| 眼科 | 網膜血管閉塞症、網膜色素変性症、中心性網膜症、ぶどう膜炎、類嚢胞黄班浮腫、角膜ヘルペス、角膜潰瘍、緑内障、アレルギー性結膜炎、瞳孔緊張症、飛蚊症、眼精疲労、ドライアイ、VDT症候群、屈折異常 |
| 耳鼻科 | アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、鼻茸症、慢性副鼻腔炎、急性副鼻腔炎、術後性上顎嚢胞、突発性難聴、浸出性中耳炎、メニエール病、良性発作性頭位眩暈、鼻閉、扁桃炎、耳鳴、咽喉頭異常感症、嗅覚障害、いびき、睡眠時無呼吸症候群 |
| 口腔 | 抜糸後痛、舌痛症、口内炎、舌炎、歯肉炎、口唇炎、歯ぎしり、口内乾燥症 |
| 頚肩上肢 | 上肢血行障害(レイノー病、レイノー症候群、急性動脈閉塞症、バージャー病)、肩手症候群、頚肩腕症候群、椎間板ヘルニア、外傷性頚部症候群、胸郭出口症候群、肩関節周囲炎、乳房切断後症候群、テニス肘、腱鞘炎、頚椎炎、ガングリオン、腕神経ニューロパチー(外傷性、術後)、関節炎、肩こり、ヘベルデン結節痛 |
| 循環器 | 心筋梗塞、狭心症、洞性頻脈、神経循環無力症 |
| 呼吸器 | 慢性気管支炎、肺栓塞、肺水腫、肺気腫、過換気症候群、気管支喘息、自然気胸 |
| 消化器 | 過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、胃炎、肝炎、クローン病、消化性潰瘍、逆流性食道炎、胆道ジスキネジー、便秘、下痢、腹部緊満症、ダンピング症候群、痔核、裂肛 |
| 産婦人科 | 月経異常、月経前緊張症、月経困難症、子宮内膜症、更年期障害、子宮摘出後自律神経失調症、尿失禁、膀胱炎、女性不妊、妊娠悪阻、膣痙 |
| 泌尿器科 | 神経性頻尿、インポテンス、尿失禁、夜尿症、腎盂腎炎、ネフローゼ症候群、IgA腎症、嚢胞腎、遊走腎、前立腺肥大症、前立腺症、男性不妊 |
| 腰下肢 | 腰下肢痛、膝関節痛、肢端紅痛症、肢端紫藍症、鶏眼、下肢静脈瘤、こむら返り、バージャー病、閉塞性動脈硬化症 |













